着信アリ [映画(た行)]
- 製作年:2003年
製作国:日本
監督:三池崇史
出演者:柴咲コウ、堤真一、吹石一恵、筒井真理子、松重豊、岸谷五朗、石橋蓮司他
ストーリー:合コンの最中に陽子の携帯が鳴った。着信アリのメッセージを確認すると、携帯の画面には、自分の携帯番号から3日後の時刻で着信履歴が残っていた。顔色を変えた陽子は、さらに留守電が入っているのに気付き、その留守電を聴くと、自分の声に似た悲鳴が残されていた。3日後、陽子はその時刻に変死した。さらに、数日後、陽子と合コンに参加していたケンジも同様に携帯に自分の番号からの着信履歴と留守電が残されていた、、、。
この映画、リアルに怖いです。
携帯ってたいていみんな持ってるじゃないですか。
だからこそ、携帯の登録されている人へつながっていくこの怖さ。
そして、電源おとしても解約しても逃れられない。
自分と置き換えるとめちゃ怖いですねー。
自分の死亡時間がわかるのって、めちゃくちゃ怖いものですね。
よく、質問とかで「明日死ぬとしたらあなたは何をしたいですか?」って質問あるけど、「怖くて何も出来ない」が本当の答えじゃないかと思った。
おいしいものを食べるとか、死ぬほど飲みまくるとか、ありえないと思った。
そんなリアルな怖さを味わえる映画です。
ただし、携帯を持ったことがない人には、いまいちかもしれません(笑)
自己評価★★★☆☆
遠い空の向こうに [映画(た行)]
製作国:アメリカ
監督:ジョー・ジョンストン
出演者:ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、クリス・オーウェン、チャド リンドバーグ、ウィリアム リー スコット、ローラ・ダーン他
ストーリー:1957年10月、ソ連が世界初の人工衛星を打ち上げたニュースが流れた。そのニュースを知ったホーマーは、実際に夜空でそれを見てロケットの虜になってしまう。知識のないホーマーは、仲間はずれにされていた秀才に声をかけ、ロケットを作り始める。だが、ロケット作りがエスカレートするほど、ホーマーを炭坑夫として育てたい父親と衝突するのだった、、、。
この映画では、いろんなテーマについて触れている。
自分の夢、友情、家族愛(親子、夫婦、兄弟)、先生と生徒の信頼関係。
そして、一番最後に本物の登場人物が写真等で出てくるが、これを見て本当にこの映画は実話だったんだと思い知らされる。
最後まで観てこそ、この映画のよさが味わえると思った。
学校の先生に是非観てほしい映画ですね。
自己評価(5段階)★★★★☆
火山高 [映画(か行)]
- 製作年:2001年
製作国:韓国
監督:キム・テギュン
出演者:チャン・ヒョク、シン・ミナ、クォン・サンウ、コン・ヒョジン他
ストーリー:強大な「気」のパワーを持ったギョンスは、数々の高校でその特別なパワーにより退学になっていたが、今回訪れた火山高は、生徒たちによりトップ争いが続いていた。穏やかに卒業したいと思っているギョンスは、なぜかその高校でも事件に巻き込まれるのだった、、、。
えっとこの映画はなにも考えずに楽しめる映画です。
チャン・ヒョク目当てで見たので、十分に楽しめました。
「僕の彼女を紹介します」のときよりもいろんな表情をしてくれるので、ファンにとっては最高です(笑)
そして、この映画に出てくるクォン・サンウ、いい味出してました。っていうかいい役でした。
自己評価(5段階)★★☆☆☆
永遠のマリア・カラス [映画(あ行)]
- 製作年:2003年
製作国:イタリア、フランス、イギリス、スペイン
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演者:ファニー・アルダン、ジェレミー・アイアンズ、ジョーン・プロウライト、ジェイ・ロダン、ガブリエル・ガルコ他
ストーリー:オペラ界の歌姫として活躍したマリア・カラスは、今ではかつての美声を失い、過去の栄光に苦しむ毎日を過ごしていた。ある日、昔の仕事仲間であるラリーが彼女に彼女主演の「カルメン」の仕事を持ちかけるが、、、、。
この映画は監督であるフランコ・ゼフィレッリが、実際にカラスの友達だったこともあって、真実のカラスを残しておきたいということから製作されたそうですが、だからなのか、彼女の声を失ってからの苦悩と葛藤の日々がとてもリアルに描かれていたのではないかと思います。
彼女のゴシップを描こうと思えば描けたけれど、焦点はそこではなく、彼女の生き方を描いたところがこの映画のすばらしさにつながったと思います。
そして、マリア・カラス演じるファニー・アルダンの熱演、とてもステキでした。彼女はカラスの話し方、しぐさなども真似たというから、この役に対する思い入れが伝わってきます。
『カルメン』を演じるまでの稽古のシーンは、まさにすばらしいものでした。
ラリー演じるジェレミー・アイアンズも、好演でしたね。
彼の表情がとてもすばらしかったです。
忘れてはいけないのが、マリア・カラスの服装。
彼女はシャネルをよく身につけていたということで、この映画の中でもシャネルに包まれた華麗で上品で、そして凛としたカラスがいました。
とてもよく似合ってましたね、ファニー・アルダン。
めちゃめちゃカッコよかったです!!!
オペラが好きな人はもちろん、興味がない人、聴いたことがない人にもオススメです。
参考CD:ベスト・オブ・マリア・カラス「カラス・イン・ポートレイト」 、ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス 、マリア・カラス エヴァー! ロマンティック・カラス 、マリア・カラスの芸術への招待
自己評価(5段階)★★★★★
WATARIDORI [映画(わ行)]
WATARIDORI
製作年:2001年
製作国:フランス
製作:ジャック・ペラン、クリストフ・バラティエ
ナレーション:ジャック・ペラン
この映画はドキュメンタリー映画という位置づけだが、ストーリーもちゃんとあって、映像がすごく鮮やかで迫力がある!
たくさんの種類の渡り鳥が出てくるが、どれも必死で飛んでいるのがよくわかる。
そして鳥だけでなく、自然の美しさもとっても感動する。
そして、撮影に何カ国もまわったんだろうなぁと思うし、どうやってあんなふうに撮れるんだろうとただ感心するばかりです。
それに鳥が飛んでいる姿を上から見たのって初めてだったのでとても感動しました。
鳥たちのしぐさが、時には滑稽に感じ、時には人間のようでドキッとさせられます。
癒しのために見るはずが、逆に自分もがんばらなきゃ!って思う映画でした。
自己評価(5段階):★★★★☆
黒い家 [映画(か行)]
- 製作年:1999年
製作国:日本
監督:森田芳光
原作者:貴志祐介
出演者:内野聖陽、大竹しのぶ、西村雅彦、田中美里、小林薫、町田康、鷲尾真知子、石橋蓮司他
ストーリー:生命保険会社に勤める若槻は、ある日顧客である菰田の家に訪問した時に偶然にも子供の首吊り死体を見てしまう。その後菰田夫妻から子供の保険金請求があるが、自殺に思えない若槻はなかなか応じようとせず、独自に調べようとする。若槻に恐怖が近づいているとも知らずに、、、。
この映画は大竹しのぶの演技がすさまじい!
さすが大女優だと思った。こんな演技、なかなか演じられないと思う。
小説を読んでいたわたしの菰田幸子のイメージはもっとおばさんくさく、不潔で身なりをかまわない人を想像していたが、映画は違った。
最初は大竹しのぶ演じる菰田幸子にすごく違和感を感じていたが、中盤から彼女の演技力によりすごく怖さを感じた。普通の女優さんはできないだろうなぁ。
あと内野聖陽が主役の若槻役だったが、正直あってない、とか思った。
小説を読んでいたからこそ、映画を見て怖さを感じたというのもあるかもしれない。
この映画に興味を持ったら、映画ではなくまず小説を読んでください!
そして、大竹しのぶの演技は必見です!!!
参考:『黒い家』貴志祐介著
自己評価(5段階)★★★☆☆
愛してる、愛してない・・・ [映画(あ行)]
- 製作年:2002年
製作国:フランス
監督:レティシア・コロンバニ
出演者:オドレイ・トトゥ、サミュエル、ル・ビアン、イザベル・カレー他
ストーリー:アンジェリクは、医者のロイックに恋する美大生。でも、彼には妊娠中の奥さんがいる。でも、アンジェリクは相思相愛なので全然気にしていなかった。しかし、最近彼が冷たくなってきて、アンジェリクはだんだん不安になっていくのだった、、、。
感想は「あ~、やられた~」って感じでした(笑)
それも心地よい、やられた感(笑)
この映画の構成、すっごくおもしろいです。
その構成によって、後半がよりリアルに(いろんな意味で)楽しめます。
あとオドレイ・トトゥの役は画学生の役なので、そういう作品が結構出てきます。
映画の中で最後に出てきた作品はすごいですね!アッパレです☆
自己評価(5段階)★★★★☆