スパニッシュ・アパートメント [映画(さ行)]
- 製作年:2002年
製作国:フランス・スペイン
監督:セドリック・クラピッシュ
出演者:ロマン・デュリス、ジュディット・ゴドレーシュ、オドレイ・トトゥ、セシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー他
ストーリー:パリ在住の25歳の学生グザヴィエ。彼はスペイン語を習得するためバルセロナへ留学することを決意し、旅立つ。バルセロナについたグザヴィエはアパートをシェアすることに決める。そのアパートにはスペイン、イギリス、ドイツ、イタリア、デンマーク、ベルギーと国籍がバラバラの6人の男女が暮らしていた。こうして彼の新しいアパート生活が始まったのだが、、、。 -
あんなアパートにわたしも一度でいいから住んでみたい!
アイデンティティーについてや他国の人に対するイメージor偏見、自分の本当にやりたいこと、ほかの人に対する思いやり、それぞれのものの考え方、生活するうえでのルール。
いろんな国籍がある分、いろんな考え方がある。
でも、人間に基本的に大切な部分は国籍は関係ないってすごく思った。
だからこそ日本人のわたしでさえ、彼らの考え方、感じ方にすごく共感できた。
見終わった後、とっても前向きな気持ちで勇気づけられる映画だと思います。
自己評価(5段階)★★★★★
スーパーサイズ・ミー [映画(さ行)]
- 製作年:2004年
製作国:アメリカ
監督:モーガン・スパーロック
出演者:モーガン・スパーロック他
ストーリー:肥満に悩む若い女性2人が肥満の原因をハンバーガーだとし、マクドナルド社に対して訴訟を起こした。それにヒントを得て、果たして本当にマクドナルドのハンバーガーが体に悪いのかどうかを身をもって体験(実験?)したドキュメンタリー。1ヶ月間マクドナルドのメニュー以外は一切食べないなどのルールを決めて実行にうつすのだが、果たして結果は? -
率直な感想は、、、マックあんまり行かないけど、それで正しかった、、、です(笑)
命をかけて食べ続けるモーガン、彼を観てるだけでものすごく胃もたれと胸焼けをおこしてる気分でした(爆)
健康体だったモーガンが、毎食マックでハンバーガーを食べる映像は、マック大好きでなければおなかがすいていても、次第に胸やけがしてくる(苦笑)
この映画を観ていると、最初はどうしてもマックに行きたくなるが、観る前に食べきってください(笑)
じゃないと、途中の映像で食べる気が確実になくなります(笑)
みなさんは、ファーストフード、お好きですか?(笑)
自己評価(5段階)★★★★☆
16歳の合衆国 [映画(さ行)]
- 製作年:2003年
製作国:アメリカ
監督:マシュー・ライアン・ホーグ
出演者:ライアン・ゴズリング、ケビン・スペイシー、ドン・チードル、クリス・クライン、ジェナ・マローン他
ストーリー:16歳のリーランドは恋人の弟で知的障害をもつライアンを殺してしまう。リーランドはライアンと一緒に遊んでいたし面倒もみていたのに。彼は逮捕され、矯正施設へ入れられる。心を閉ざすリーランドに対して、矯正施設の教官パールは彼に対して興味を持ち始める。彼は殺人なんてできる人ではないと思うパールは、リーランドの心理を知りたいと思うのだった、、、。 -
この映画はよくまとめられていると思う。
主人公を取り巻く環境、知りたい情報がちゃんとまとまっている。
加害者側、被害者側、実によく描かれている脚本だなぁと思った。
ケヴィン・スペイシーが脚本を読んで製作をやりたいといったのもわかる気がした。
この映画を観て、この主人公リーランドの罪を犯した理由がすごく知りたかった。
でも、観終わってからそれは明確な理由は彼にしかわからないのかもしれないと思った。
いや、彼にもすべてわからないのかもしれない。
人の心が複雑で流動的なものであるからこそ、自分以外の心の中を100%理解することは無理であると思った。
だから、人はそれを否定するために何かのせいにしたがるのかもしれない。
あまりにも敏感な彼の心。
人の悲しみをその人以上に感じてしまう感受性の強さ。
その敏感さゆえに、心を閉ざし無関心になるリーランド。
彼の気持ちはすべてではないけれど、なんとなくわかる気がした。
あまりにもいろいろ考えてしまうこの映画。
彼が罪を犯した理由は、明確に述べられていない。
だからこそ、いろんな考え方ができるいい映画だと思った。
自己評価(5段階)★★★★☆